更新日2025年3月4日

TOEICを勉強していると「company retreat」という表現に出会うことがあります。直訳すると「会社の後退・撤退」といった意味になりそうですが、実際には「社員研修」や「社内合宿」を指すことが多いです。では、なぜこのような意味になるのでしょうか?
Company Retreatの意味と語源
まず、英英辞典での「retreat」の意味を確認してみましょう。
Oxford Learner’s Dictionaryによる定義
Retreat (noun)
- A movement away from a place or an enemy because of danger or defeat. (危険や敗北のためにその場や敵から退くこと)
- A quiet, private place that you go to in order to rest or escape from everyday life. (日常生活から離れて休息やリフレッシュをする静かでプライベートな場所)
引用元
ここで注目すべきは2番目の意味です。「retreat」には「戦略的に撤退する」だけでなく、「リフレッシュのために静かな場所に行く」という意味があります。
つまり、company retreatとは「社員が日常業務から離れ、チームの結束を強めたり、新しいアイデアを生み出したりするための合宿や研修」を指すのです。
Company Retreatの使い方と例文
実際に英語ではどのように使われるのか、例文を見てみましょう。
・The employees attended a three-day company retreat at a resort.
(従業員はリゾートでの3日間の社員研修に参加しました。)
・The goal of the retreat is to improve communication among team members.
(この研修の目的は、チームメンバー間のコミュニケーションを向上させることです。)
まとめ
「Company Retreat」 は、「会社の撤退」ではなく、「社員研修」「合宿」「オフサイト・ミーティング」の意味で使われる英語表現です。
ポイントをおさらいすると
・「Retreat」には「戦略的撤退」だけでなく「静かな場所でリフレッシュする」という意味がある
・ 企業では社員の結束力を高めたり、新しいアイデアを生み出すための研修として活用される
・TOEICやビジネス英語でも頻出するため、意味をしっかり理解しておくと役立つ
TOEIC対策はもちろん、海外のビジネスシーンでもよく使われる表現なので、ぜひ覚えておきましょう!
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