投稿日2025年7月7日

「SVOCって聞いたことはあるけど、ちゃんと説明できない…」
「文型って学校で習ったけど、今となっては曖昧かも…」
そんな方に向けて、今回は英語の5文型について、やさしく・わかりやすく解説していきます!
英語学習において文型は“土台”です。
土台がしっかりしていないと、いくら単語やフレーズを覚えても、英文を正しく理解したり使ったりするのは難しくなってしまいます。
ぜひこの機会に、「英語の語順のしくみ」を一緒にスッキリ整理していきましょう✨
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文型を理解しないと、英語学習は遠回りになる?
私自身、昔は「とりあえずSVOって覚えとけばいいんでしょ?」と思っていました。
でも、文型の意味や構造を理解しないまま丸暗記をしても、応用が利かず、なかなか実力になりません。
本当に大切なのは、
- なぜこの語順になるのか?
- 各単語がどんな役割を持っているのか?
これを理解すること。
すると、英文の構造がクリアになり、読解・作文・会話のすべてがスムーズになります。
英語の文型とは?
「文型」というのは、英語の語順のルールを指します。英語の文型は、次の4つの要素で構成されます:
- S(Subject)=主語
- V(Verb)=動詞
- O(Object)=目的語
- C(Complement)=補語
この4つのパーツを組み合わせて、基本的な文型は次の5つに分類されます。
これだけはしっかり覚えましょう👇

英語の5文型
文型 | 形 | 例文 | 特徴 |
---|---|---|---|
第1文型(SV) | S + V | He runs. | 自動詞で完結する |
第2文型(SVC) | S + V + C | She is kind. | Cが主語を説明(主格補語) |
第3文型(SVO) | S + V + O | I eat lunch. | Oが動作の対象になる(他動詞) |
第4文型(SVOO) | S + V + O1 + O2 | He gave me a book. | O1が人、O2が物 |
第5文型(SVOC) | S + V + O + C | They named the cat Luna. | Cが目的語を説明(目的格補語) |
各文型をやさしく解説
第1文型
第1文型は、「S(主語)」と「V(動詞)」のみで構成されたシンプルな文章です。
第1文型は、主語と動詞のみで完結する文章なので、動詞は必ず「O(目的語)」を必要としない自動詞になります。
✅ 例文
- He runs.(彼は走る)
- The baby cried.(赤ちゃんが泣いた)
- She sleeps.(彼女は眠る)
動詞のあとにin the parkやat nightなどの修飾語(M)がついても、文型としてはSVのままです。
例:He runs in the park.
→ 文型:SV(in the park は修飾語)
自動詞と他動詞の違いとは?
英語の動詞は、大きく分けて自動詞と他動詞の2種類があります。
種類 | 説明 | 例 |
---|---|---|
自動詞 | 目的語がなくても文として成立する動詞 | run(走る)、sleep(眠る)、arrive(到着する)など |
他動詞 | 目的語がないと意味が不完全になる動詞 | eat(食べる)、make(作る)、like(好き)など |
第2文型
構造:S(主語)+ V(動詞)+ C(補語)
この文型では、C(補語)がS(主語)を説明する役割を持ちます。
つまり、S = C(主語と補語はイコールの関係)になります。
よく使われる動詞
- be動詞:am / is / are / was / were
- 状態を表す動詞:become, look, seem, feel, get, sound, taste, smell
✏️ 例文
- She is kind.(彼女は優しい)
- He became famous.(彼は有名になった)
- It looks difficult.(それは難しそうに見える)
このように、主語の状態や性質を説明する文が第2文型です。
第3文型
構造:S(主語)+ V(動詞)+ O(目的語)
自動詞しか使われない第1文型とは対照的に、第3文型の動詞には「他動詞」しか使われません。
✏️ 例文
- I eat lunch.(私は昼ごはんを食べる)
- She loves music.(彼女は音楽が大好き)
第4文型
構造:S(主語)+ V(動詞)+ O1(人)+ O2(物)
2つの目的語をとる文型で、「誰に何を」という情報を伝えるときに使われます。
✏️ 例文
- He gave me a gift.(彼は私にプレゼントをくれた)
- My mom bought me a bag.(母は私にバッグを買ってくれた)
👉 O1(me)=人、O2(a gift)=物
第3文型に書き換えも可能
- He gave a gift to me.
- My mom bought a bag for me.
to と for の違い
動詞のタイプ | 前置詞 | 意味合い |
相手が必要な動作 | to | give, send, show, tell など |
自分で完結する動作 | for | buy, make, cook, get など |
第5文型(SVOC)
構造:S(主語)+ V(動詞)+ O(目的語)+ C(補語)
補語(C)が目的語(O)を説明するのが特徴です。つまり、O = C の関係。
✏️ 例文
- They named the cat Luna.(彼らはその猫をルナと名付けた) → the cat = Luna
このように、目的語を説明する補語のことを 目的格補語(object complement) と呼びます。
よく使われる動詞
- name, call, make, find, consider, elect, keep, paint など
✏️ 他の例文
They elected him president.(彼らは彼を大統領に選んだ) → him = president
She made me happy.(彼女は私を幸せにした) → me = happy
まとめ
英語の5文型は、英語の土台になる考え方です。語順の意味を理解することで、英文を読む力・書く力・話す力のすべてがレベルアップします。
最初は丸暗記でもOK。でも、少しずつ「なぜこの順番なのか?」と考えられるようになると、英語力がぐんぐん伸びていきますよ。
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