「円安」「円高」は英語でなんて言う?
外国為替市場でよく耳にする「円安」と「円高」。特に、円の価値が日々変動する昨今、ニュースやビジネスの会話で目にする機会が増えています。この記事では、円安や円高がそれぞれ英語でどう表現されるのか、またその意味や使い方をわかりやすくご紹介します。まずは基本の用語から見ていきましょう☕
1. 円高(Strong Yen / Yen Appreciation)
「円高」は、日本円の価値が上がり、他の通貨(例えば米ドル)に対して強くなる現象です。英語で表現すると次のようになります。
- “Strong Yen” / “Stronger Yen”:円が他の通貨に対して強い場合に使われます。比較対象がある場合は “Stronger Yen” を用いて相対的な強さを表現します。
- “Yen Appreciation”:円の価値が上がることを指します。貿易や輸出業界などで、円高という現象を示すときに使われます。
例文
- Yen appreciation has made Japanese goods more expensive overseas.
(円高が日本の製品を海外で高くしました。) - Due to yen appreciation, Japanese companies may face challenges in maintaining export levels.
(円高のため、日本企業は輸出量を維持するのに課題を抱えるかもしれません。)
2. 円安(Weak Yen / Yen Depreciation)
「円安」は、日本円の価値が下がり、他の通貨(例えば米ドル)に対して安くなる現象です。英語での表現は次の通りです。
- “Weak Yen” / “Weaker Yen”:円が他の通貨に比べて弱い場合に使います。比較対象があるときは “Weaker Yen” で相対的な価値の低下を表します。
- “Yen Depreciation”:円の価値が下がる現象を指し、輸入コストの上昇や購買力の低下を意味します。
例文
- The yen depreciation has led to increased import costs.
(円安が輸入コストの増加につながっています。) - A weak yen benefits Japanese exporters.
(円安は日本の輸出業者にとって有利です。)
3. 特定の通貨に対して円の動きを表現する方法
円の価値は他の通貨との比較によって決まるため、「円が安い」「円が高い」とされる場合には、その通貨に対する相対的な価値を示す必要があります。このとき、“against” を使って「どの通貨に対してか」を表現します。
例えば、「円安ドル高」の状況は以下のように表現されます。
例文
- The US dollar is strong against the yen.
(円に対して米ドルが高い。) - Japanese Yen goes down against the US dollar.
(アメリカドルに対して円が安くなった。)
まとめ
「円安」「円高」は、それぞれ “Yen Depreciation” や “Yen Appreciation”、または “Weak Yen” / “Strong Yen” として表現されます。さらに、特定の通貨に対して円の動きを説明する際は “against” を使い、円が特定の通貨に対してどう変動しているかを明確に伝えることができます。
コメント